NorthStar Earth & Space Europe、スペースデブリ除去技術の推進を目指す
欧州コンソーシアムに加盟

欧州委員会の助成金番号101223106で資金提供されているALBATORプロジェクトは、重要な宇宙インフラと運用を保護するための新しい技術を開発します。

2025年9月16日 – ルクセンブルク – 宇宙状況認識（SSA）および宇宙持続可能性ソリューションのリーダーであるNorthStar Earth & Space S.à r.l.（以下NorthStar）は、欧州委員会が資金提供し、OSMOS X（フランス）が調整するALBATORプロジェクトへの参加を発表いたします。このプロジェクトでは、ヨーロッパの主要技術パートナーと大学が協力し、イオンビームシェパード (IBS) 技術を使用して、スペースデブリを能動的に除去するための新しい非接触型アプローチを開発します。

欧州イノベーション評議会・中小企業執行機関（EISMEA）の資金援助を受けるALBATORは、軌道上のデブリに物理的な接触をしないで運動量を伝達できる、先進的なプラズマベースのイオンビームシステムの設計と試験を行います。このプロジェクトは、捕獲やドッキングに伴うリスクを回避することで、宇宙の持続可能性にとって最大の課題の一つである地球周回軌道上のデブリの増殖に対し、より安全で汎用性の高いソリューションを提供することを目指しています。

NorthStarは、宇宙力学とSSAに関する専門知識を活かし、ランデブー・近接運用（RPO）を支援します。これにより、デブリの軌道離脱シナリオにおける安全なマヌーバ計画と実行が可能になります。これらの機能は、プロジェクトの実験およびモデリングの取り組みを補完し、この技術が将来の運用ミッションに効果的に統合されることを確実にします。

「スペースデブリは、世界の宇宙活動の安全と持続可能性に対する脅威を増大させています。」と、NorthStar Earth & Spaceの創設者兼CEOであるスチュワート・ベインは述べています。「ALBATORは、画期的な技術を開発するための欧州のコラボレーションの力を示すものであり、NorthStarは、これらのソリューションが安全で効果的に展開されるよう、SSAの専門知識を提供できることを誇りに思います。」

ALBATORコンソーシアムには、以下のメンバーがいます。

OSMOS X (France) – コーディネーター、プラズマ推進技術開発

Universidad Carlos III de Madrid (Spain) –プラズマ放電とプルーム拡散に関する高度なモデリング

Justus-Liebig-Universität Giessen (Germany) – プラズマビーム診断および性能試験

Christian-Albrechts-Universität zu Kiel (Germany) –プラズマ/物質相互作用に関する専門技術

NorthStar Earth & Space Europe S.à r.l. (Luxembourg) – RPO支援のためのSSAおよび天体力学

軌道上のデブリが、衛星や通信、ナビゲーション、地球監視、防衛といった重要な宇宙サービスにますます大きな脅威を与えている中、ALBATORプロジェクトは革新的な修復戦略の開発に向けた重要な一歩となります。プラズマ物理学の研究、システム開発、そして高度なSSAツールを組み合わせることで、コンソーシアムは宇宙におけるより安全で持続可能な未来の実現に貢献しています。

NorthStar Earth & Spaceについて

ルクセンブルク（LU）に本社を置くNorthStar Earth & Space s.à r.l.は、打ち上げから軌道離脱まで、ミッションライフサイクル全体を通じて衛星の安全性を確保する商用宇宙状況認識（SSA）サービスを提供しています。また、ルクセンブルクを拠点として、米国宇宙軍（USSF）統合商業運用（JCO）メリディアン・セルを支援する宇宙領域認識（SDA）サービスも提供しており、重要な宇宙インフラの保護に貢献しています。

ルクセンブルクチームは、天体力学、データサイエンス、ソフトウェア開発の分野におけるヨーロッパの専門家で構成され、欧州および国際的な機会へ対応しています。NorthStar Europeは、宇宙の安全、セキュリティ、持続可能性を世界規模で推進する上で主導的な役割を果たしています。

メディア連絡先:

NorthStar Earth & Space S.à r.l.

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